二重床が直床より優れている根拠は、他にもあります。直床の場合の給水・給湯配管は、メーターボックスの下にある水道メーターから立ち上げて外壁の上部に穴を開け、住戸内の天井裏に配管して通し、浴室、トイレ、洗面所、キッチンなどそれぞれの水まわりの箇所で立ち下げているパターンが大半です。この配管形式は、神社の鳥居の形状と同じような形状であることから、鳥居型配管と呼ばれています。直床の住戸では、この鳥居型でしか給水・給湯配管を設置できません。
(参考サイト)
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東京メトロ東西線の大手7社の新築マンション・分譲マンションを探す マンション情報のメジャーセブン
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ところが、この鳥居型配管形式、優秀な設備設計者は絶対に行わないのです。その理由は2週間以上の長期間留守にして水道やお湯を使用しなかった場合、給水管や給湯管に僅かながらエアー(空気)が混入する恐れがあるからです。給水管や給湯管にエアーが混入すると、設備機器に悪い影響が生じます。よくある悪影響のひとつが「ウォーターハンマー現象」です。これは給水や給湯の蛇口を閉めた時に「カーン」とかなり大きな音を発生する現象を指します。特に夜中には騒音トラブルにつながるかもしれませんし、設備機器と配管や継ぎ手(管と管の継ぎ目)に悪影響を及ぼすのです。加えて、カラン(水栓)や給湯器も早く傷みがちです。また、直床の住戸では、}般的なマンションに設置されているヘッダーという機器の調整が困難になるというデメリットもあります。ヘッダーとは給湯器からキッチン、浴室や洗面脱衣室に出るお湯の圧力を同じにする重要な機器です。通常は、給湯器と給湯箇所の間に設置してあります。このヘッダーがないと給湯器から近い所はお湯の圧力が高くなり、遠い所はお湯の圧力が低くなってしまいます。直床の場合はこのヘッダーを天井裏に設置するのですが、二重床であれば流し台や洗面化粧台など、使う場所の床下に設置できます。何かトラブルが発生した場合、対応、調整がしやすいのです。