雨の多い日本には欠かせない『ひさし』

2011.11.25

庇あるいは、廂と書いたりする。寝殿造りの代表的な建物と言われる京都御所などは、建物の中央の主屋の周りを、幅の狭い部屋が取り巻いているが、こういう部屋は、「ひさしの間」と呼ばれたりしている。このひさしの間は、現代住宅の縁側と異なり、種々の部屋として使えるだけの広さかおる。なお、このひさしに相当する字は「廂」である。現代住宅のひさしは、もっぱら庇という字を使い、縁先の窓の上に外壁より突き出してつくる、いわゆる軒のことであり、雨の入るのを防ぐのと日よけとを兼ねたものである。

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日本のように雨の多い国では、屋根の軒を多く出したり、窓の上には、この庇を付けるのが望ましい。なお、庇の出を多くして、丸太などの柱で支えた庇を土庇と言い、玄関や庭に面した座敷の前につくる。