社内管理体制の整備の作業を通じて、組織的な経営を行うための明確なルールを作り、これを成文化していくことになります。この社内管理体制の整備状況については、公開審査上、最も基本的なチェヨクポイントで、申請会社が一般投資家から集めた資金を効率よく事業活動に生かし、その結果生じた利益を継続的に株主に還元できるような組織体制が備わっているかが審査されます。社内管理体制の整備は、まず業務分掌と職務権限を明確にすることから始まります。具体的には、部や課といった単位で各部門の担当する業務範囲を明確化します。そして各部門単位で効率的に事業承継を遂行できるように、各職位に権限を委譲し、職務権限を明確化しておきます。また仕入管理・販売管理・在庫管理といったように、各業務ごとに管理体制を確立していきます。この作業と併せて、内部牽制組織を確立します。内部牽制組織とは、適切な業務分掌によって不正・誤びゅうを未然に防止するとともに、事後的にも速やかに発見できる組織のしくみをいいます。