樹勢回復の手順は、まず枯れ技を刈り込み、幹の保護をし、支柱をかけて支えてやる。大きな木は風などで揺らされて根が動くきやすくなるから、養分を吸い上げにくくなるからだ。そのうえで、害虫が付かないような手だてを講じ、根を活性化させるための肥料(ECM液など微生物の入っているもの)を撒く。また、幹の皮がむけて腐っている部分を。ウロと呼ぶのだそうだが、そういうところに土と肥料と炭の粉を薬のように塗ってやってから、割り竹と緑化テープを包帯のように撒いて手当てする。
[参考サイト]
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こうするとまた幹から芽が吹き出して、上のほうからは新しい枝が伸び、下のほうでは逆に新しい根が伸びてきて、○○(土中の養分を吸収する産毛のような部分)も育ち、土の中に張り出していくという。「うちの松は人間でいうと何歳くらいなんですか?」何気なく聞いた私に、「ここのは、もうこれで70〜80年じゃないかなあ。でもね、手入れしてあげればまだまだ何十年も生きるし、何百年ってのもあるからねえ。死んじゃうのはみんな、人間と環境のせいだよね」そうか、この赤松はうちの父と同じくらい、ここで、じっと、生きてきたんだ。そう思うと、なぜか、懐かしかった。そして、残す決断をしたことが、少々誇らしくなった。